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歴史展示館について
吉野川分水歴史展示館は、吉野川分水の歴史が示された関係資料などにより、先賢が残した幾多の業績をたたえ、後世に伝えていく施設となっています。当館では、プロジェクションマッピングやドローン撮影を使った映像を取り入れ、子供から大人まで「楽しみ・学び・親しんでいただける場」として吉野川分水を身近に感じてもらい、そして自然への感謝、その恩恵や水源地への感謝の気持ちを後世へ伝えられるよう情報発信しています。
吉野川分水とは?
奈良県の大和平野は「大和豊年米食わず」といわれるように、古来より農業用水不足に悩まされており、江戸元禄の時代から吉野川(紀の川)の水を大和平野へ引き入れる計画が幾度となく提案されてきましたが、当時は工事の難しさ、資金が膨大になること、そして和歌山県との調整など、多くの問題により実現には至りませんでした。
昭和27年に始まった世紀の大事業「十津川紀の川総合開発」により、昭和31年にはじめて吉野川の水が大和平野に分水されました。
以来、工事の進捗とともにそのおかげで大和平野は潤い、安定した営農が可能となりました。また、吉野川分水は地下水のかん養や水質保全等にも大きく役割を果たしています。
館内案内
豊かな水を求めて~悲願の成就、そして未来へ~
パネル展示
奈良県の歴史や吉野川分水の経緯をパネルにして分かりやすく展示。
クイズ・映像資料・アーカイブ
クイズや画像検索などで吉野川分水やため池、ダムなど水の施設について広く学習できます。
円筒分水工の紹介 |
クイズ・映像資料など |
資料展示
昔の奈良の様子が分かる全景地図をはじめ、足元には奈良県に広がる吉野川分水の流れが一目でわかる水路MAPがあります。
吉野川分水の水路MAP |
プロジェクションマッピング
モニター映像に加え奈良県の立体模型へのプロジェクションマッピングにより、大和平野の気候の特色や吉野川分水の歴史などを紹介するコーナーです。
吉野川分水の歴史の様子 |
貴重な資料も検索・閲覧できます!
昭和25年、元京都祇園歌舞練場(プルニエ)において成立した奈良・和歌山両県による十津川・紀の川総合開発に関する事業実施協定「プルニエ協定」の協定書など貴重な資料を画像データ化し検索・閲覧を可能にしており、「吉野川分水」の歴史が分かります。
展示館で見れる動画を一部ご紹介!
吉野川分水の紹介 |
吉野川分水の歴史 |
吉野川分水歴史展示館ご利用案内
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施設環境
マップ
周辺スポット
- 本薬師寺跡…歴史展示館より徒歩4分
- 藤原宮跡…歴史展示館より徒歩30分、自転車15分